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2019
02
March.
柑橘度がアップ!D&Gライトブルーの限定モデル「イタリアンゼスト」
今日のアイテム

ドルチェ&ガッバーナ ライトブルー イタリアン ゼスト EDT オードトワレ

    身だしなみ雑貨

柑橘系の香りを見事にアレンジした爽やかな香りで男女問わず人気のあるD&G(ドルチェ&ガッバーナ)ライトブルーが、さらに柑橘力をアップして限定発売されてます。柑橘系の香水が好きな方はぜひチェックです。

人気抜群の爽やかなあの香りにさらに柑橘の香りがプラス

透き通るように爽快なフルーティフローラルが人気の「ドルチェ&ガッバーナ(以下D&G)ライトブルー」と、スッキリしたスパイスの向こうに薄く甘い新鮮なフルーツやフラワーが見え隠れする「D&Gライトブルー・プールオム」。

男女ともに人気のライトブルーシリーズに「イタリアンゼスト」が限定で追加されました。
 

 
ちなみに公式サイトによると、ライトブルーの香りには素晴らしい評価が与えられているようです。
 

この香水は、ニューヨークのミュージアム・オブ・アーツ・アンド・デザインで開催された「今世紀のもっとも革命的な香り」にもセレクトされています。

出典:DOLCE & GABBANA 公式サイト「ライトブルー」より

 
ファンとしては確かにその通りだと思います。

今回は、そんなライトブルーシリーズに限定で加えられた「イタリアンゼスト」について詳しくお伝えしたいと思います。
 
 

「イタリアンゼスト」に込められてるものは?

ちなみにこの「ゼスト」という単語について調べてみました。
 

レモン、オレンジ、シトロン、ライムなどの柑橘類の、ワックスがけしていない色付いた外皮をこそげとったり切り取ったりして作る食材である。ゼストは食べものに風味付けするために用いられ、このプロセスを英語で「ゼストする」”zest”という。

wikipedia「ゼスト(食材)」より

 
とのことです。
料理をされる方にはすでにおなじみの単語なのかもしれませんね。

オレンジピールやレモンピールの別称かな?とか思ったのですが、「ピーラー」に比べ「ゼスター」は皮の表皮だけを薄く剥く道具らしいので、どうやらピールよりゼストの方がもっと表皮層を指すようですね。
 

 
今回の「イタリアンゼスト」のコンセプトは、
シチリアンレモンと呼ばれるようにレモンの有名な産地であるイタリア、そのイタリアが産む芳醇なレモンの表皮層を削り取ったゼストの爽快な香り…といったところなのでしょう。

ただでさえ爽やかさが魅力のライトブルーなのに、さらに柑橘の香りがアップするなんて、いったいどんな香りなんでしょうか?

それでは、いよいよそんな魅力たっぷりのD&Gライトブルーの限定Newモデル「イタリアンゼスト」を使用した感想にうつりたいと思います。
 
 

D&Gライトブルーイタリアンゼスト

まずはこちらから。プールオムじゃないほう。
「For Women(女性用)」として販売されてますが、ユニセックス(男女兼用)だと考えていいかと思います。
 

 
トップ / シチリアンシトロン、グラニースミスアップル、ブルーベル、リモーニ・プリモフィオーレ
ミドル / ジャスミン、バンブー、ホワイトローズ
ラスト / シダーウッド、アンバー、ムスク
 
50mL 9,500円(税別) |  100mL 12,700円(税別)
 
新たに追加された香りは「リモーニ・プリモフィオーレ」と呼ばれるもの。
 
 

「リモーニ・プリモフィオーレ」とは?

イタリアはシチリア島で年に4回実をつけるレモン。
その収穫時期によって名称が変わるらしく、10月~の冬の間に収穫されるものを「プリモフィオーレ」と呼ぶのだそうです。

「プリモフィオーレ」の特徴は皮が薄く滑らかで美しい黄色そしてとてもジューシー。「シチリア島の冬は人気がないけど、この時期にいいことがあるとすればそれは間違いなくプリモフィオーレが収穫されることだ」なんて言われるほどだそうです、グーグル先生いつもホントにお世話になってます。
 
 

そんなリモーニ・プリモフィオーレをプラスした結果は?

ファーストノートは、D&Gライトブルー従来の「シチリアンシトロン」と「グラニースミスアップル」といった酸味の強いフルーツを優しく甘い「ムスク」で纏った香りに、酸味が強い目の覚める鮮烈な「リモーニ・プリモフィオーレ」の香りをプラス。

ある意味そのまんまで、D&Gライトブルーを知ってる人なら裏切りのない香りといったところ、100たす100が200になった、そんな感じです。

ただそのレモンの使い方はとても大胆。
 
 

思った以上にレモンの輪郭がしっかりと強調されています

最初のワンプッシュで「あ!」と思うくらいにレモンの皮をギュッと絞ったような香りが広がります。

かなり酸味が強く、このファーストインパクトは柑橘好きなら大満足でしょうね。
 

 
もともとライトブルーのファーストノートにシチリアン・シトロンのツンとする鋭角的な柑橘の香りが含まれているのですが、さらにリモーニ・プリモフィオーレの酸味が強調されたことで、ちょっと大人っぽい印象からかなりフレッシュな印象に。

おおげさな言い方になるけど、スポーツで汗をかいた後なんかにも良さそうな気がします。いや、大げさじゃなくて全然いいかもしれない。

 
 

D&Gライトブルーイタリアンゼスト プールオム

こちらのプールオムはれっきとした男性用ですが、もともと男性っぽさの中に見え隠れするフルーティな軽快さが女性にも受けのいい香水ですよね。

ちなみに男性用の「プール・オム(pour homme)」に対し女性用はプール・ファム(pour femme)ですが、D&Gライトブルーの場合は女性用(またはユニセックス)に考えられた香水ありきで男性用が作られたので、女性用には何も明記されず男性用のみに「プール・オム(pour homme)」がついてるのでしょうね。

そして今回のイタリアンゼスト・プールオムでは「ベルガモット」をプラス。
個人的にはこちらのプールオムの方が大きく柑橘の香りの効果を出してる気がします。
 

 
トップ / ジュニパー、グレープフルーツ、マンダリン、ベルガモット
ミドル / ローズマリー、ローズウッド、ペッパー
ラスト / インセンス、ムスク
 
75mL 8,200円(税別) |  125mL 11,500円(税別)
 
 

ベルガモットの華やかな刺激が加わることで広がった香りのダイナミックレンジ

このプールオム、もともとジュニパー(ジンに香り付けされる植物として有名)の心地よい渋さとローズウッド(フローラルな甘さを含むウッディな香り)のほの甘さとのバランスが良い爽やか系でもともとストライクゾーンが広く、どちらかと言うとクセのない印象でしたが、今回のベルガモットによって柑橘系が強化された途端に幅が広がり、他のメンズフレグランスには無い個性が出たように思います。
 

 
メンズ系の香水の特徴として、渋みや苦味をアクセントに置いて男性らしさを強調するパターンがあり、たしかにその渋さと苦味はセクシーで知的な印象を与えますよね。
でもその一方でユーザーとしては「ここにちょっとスッキリとした爽快な柑橘が混ざると気持ちいいんだけどな…」と思うことも多くあります。

それを上手に実現したメンズフレグランスの代表が、殿堂入りを遂げたと言っても過言ではないあの「ブルガリ プールオム」だと思うんですね。
 

 
ブルガリプールオム・エクストレームについての記事がこちら 
 
で、これまでさっぱりとしたスパイス&フローラルだったD&Gプールオムですが、柑橘の酸味を含んだファーストノートであのブルガリ・プールオムの系譜に少し近づいたように感じました。
もちろん両者個性があり違う香りではあるのだけど、少し甘みを抑えた渋めの柑橘類が香るファーストノートが好きな人にはホントおすすめし易い香水に仕上がったように思います。

 
また、ミドルノートは柑橘がグッと沈みエキゾチックなウッドとフラワーの落ち着いた香りが顔を出してきます。
このあたりはロードイッセイプールオムを思い出すんですが、みなさんはどうでしょう?
 

 
…かなりロードイッセイのが甘みも強くスパイスがアジア寄りに感じますけど。こういった比べる楽しさもあるんじゃないかな?と思います。
 
そんなロードイッセイプールオムについての記事がこちら 

そしてラストはツンとしたスパイスもほのかに残りつつお香のような落ち着いたウッドとムスクがしっとりと香るメンズ香水ならではの流れですね。

ベルガモットと言えば、紅茶のアールグレイに含まれるあの華やかな酸味のある香りでお馴染みなイタリアの柑橘類。
ジン+ベルガモットなんて、もはや香りで勝負する最高のカクテルですよね。柑橘を含んだツンとした香りが好きな人にはたまらない組み合わせだと思います。

 
 

気になるD&Gライトブルーとの違いは?

結論から言うと、プールオムともにレモンの香りが強くなったこと以外はほとんどありません。ほぼあのD&Gライトブルー。

特に柑橘の香りが沈んでくるミドルノートからラストノートにかけては、もともと個性が確立された香りなのでD&Gライトブルーを知ってる人なら「あ、これライトブルーだよね?」と感じるんじゃないでしょうか?
 

 
ただご本人がライトブルーを愛用してるような人で、さらに今回の「イタリアンゼスト」の香りを知らない人あれば「…?あれ、こんなに柑橘が前に出てくる香りだったっけ?」と、自分の記憶を探るくらいの違いは全然ありますよ。

「ライトブルーが好き」そして「柑橘系の香りが好き」ならマストバイなおすすめの香水

ライトブルーって、若干カジュアルではあるけど割とどんなシーンにでもスッと馴染む爽やかな香水だと思うのですが、イタリアンゼストで柑橘の弾けるような酸味が強調されたことで、グッと「夏」そして「海」を感じさせるようになりました。
 

 
オフィシャルサイトのイメージ画像にあるように、シチリアの青い空と海、そして燦々と輝く太陽がよく似合う爽快なリゾート感が格段にアップ。

手描き風のパッケージのように、少し陽気で心おどる清涼感が漂います。

 
 

発売は2018年の6月

ちなみにこちら、発売されたのが去年の6月。

実は、以前の香水に関する記事を投稿したあとに発見して頭を抱えてしまったという不覚。
6月ということは、おそらく去年の夏に向けてのコンセプトアイテムだったのでしょう。

タイミングの悪さといい、いかにもボクらしい不手際です。
 
 

しかしまだ販売してるのでチェックする価値ありです

ご安心くださいAmazonや楽天ではまだ在庫があるみたいです。

興味のでた方、それにD&Gライトブルーファンまたは柑橘系フレグランスが好きな方はぜひチェックしてみる価値おおアリの一品です。
この夏に向けて、この地中海で獲れた絞りたてのフレッシュなレモンのような香りを準備しておくのはいかがでしょうか?
 

 
TPOを選ばず男女問わず幅広い人気を獲得してるD&Gライトブルーがベースなので、初めての香水としてもおすすめですよ。

では。

夏に向けて、柑橘系の香水ばかり徹底比較してランキングしてみましたので、ぜひこちらも一度ご覧ください。

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