アロハシャツの起源はハワイ発?それとも日本発?
アロハだけに…と思いがちだけど?
アロハシャツと言えば、あの椰子の木やハイビスカスをデザインした開襟シャツ…そして麦わらのカンカン帽とサングラス、さらにフラワーレイとウクレレでも構えりゃ弾かずともポロン♪と常夏の音が聞こえてきそう。
そんなハワイアンなグローバルイメージの強いアロハシャツだがWikipediaによると、
ハワイの日本移民が持参した着物を仕立て直したのが起源という説が有力。あるいは日本の着物の美しさに惹かれた現地の人が「着物をシャツにしてくれ」と頼んだのが起源という説もある。
だそう。
ということはいずれにせよ、発祥の地はハワイだけど起源のアロハシャツは和柄で作成された和洋折衷なアイテムと考えてよさそう。
「アロハシャツ」の定義について
当初は
- シルク(絹)またはレーヨン(絹に似せた再生繊維)の生地
- 椰子の木や実で作られたボタンを使用
- 開襟シャツ
だったようだけど、流行によって様々な素材(木綿素材の生地やプラスチック・竹のボタンなど)が使われた結果、現在は細かい定義は無くなり「派手な柄の開襟シャツ」という大きな括りになった模様。
ちなみに「アロハシャツ」という呼称については、1937年に「アロハシャツ」の商標登録が申請され20年間の独占利用を認められていた(これもWikipediaより)ために、一般名詞としては「ハワイアンシャツ」と呼ぶこともあるらしい。
ということでアロハシャツについての解説おしまい。
それではボクの愛用しているおすすめアロハシャツのブランドをご紹介したいと思います。
おすすめアロハシャツ「マカナレイ」
生地は心地良い肌触りの100%シルク
さて、ここでいよいよご紹介したいのがこの「MAKANALEI(マカナレイ)」シルク100%の生地を使用し、デザインや縫製にこだわったアロハシャツをリリースしてる老舗のブランド。先ほどアロハシャツの呼称について記載したが、このMAKANALEIのオフィシャルサイトではそれに倣ってるのか「ハワイアンシャツ」と呼ばれている。
テカテカツルンとした光沢のあるシルクと異なり、日本の着物などに見られる「ちりめん」のようなとても薄く柔らかくサラっとした非常に軽い生地で風通しもバツグンに良く、肌触りも快適。
汗を吸ったりはしないが、他の素材と比べて汗ばんだ肌にペタっとまとわりつくような感触はほとんど無い。
昔、このシャツを着て病院の検査に行ったとき、採血をしてもらった年輩の看護師さんに
「あらぁ…とても上品な生地だねぇ…懐かしい」と言われたことがある。
中には上記のような「ジャガード織(正しい発音はジャカード)」と呼ばれる模様を浮き上がらせる技法で作成されたレトロな雰囲気漂う「粋(いき)」なモデルもある。
ボタンは竹製
中央がモコっと膨らんだナチュラルテイスト溢れる竹製のボタン。
洗練された純和柄テキスタイル
柄の模様は和柄。ドギツイヤンチャ感の無いまさに美しい純和風といったデザイン。
色使いもバツグンで、派手な模様でありながら僅かに色のトーンを下げたことで絶妙な高級感が出ている。
上記画像の兎の赤い目など、落ち着きのあるとても綺麗な朱色で描かれている。
こうしてみると、
冒頭の「アロハシャツの定義」で言うところの「日本の絹織物を利用」「ボタンに椰子(マカナレイは竹ですが)」「解禁シャツ」など、まさにアロハシャツの真髄を貫いてると言っても良いのではないでしょうか?
丈夫で計算された見事な縫製
そしてイチ推しはここ。
重ねた前身ごろ、それに胸ポケットの模様がまったくズレていないところに注目してもらいたい。
世にあふれてるほとんどのアロハシャツはここまで丁寧に作られてませんよ!
実に丁寧でキレイな造りとなっている。
そして何より丈夫でしっかりとした縫製。
約10年愛用してるが、どのシャツももれなくほつれたことなど一度も無いし、透かすと向こうが見えるほど薄い生地なのにヘタったり破れたことも全くない。
これだけ見た目の美しさや仕上がり、そして素材にに愛着を持って作られたシャツが粗末なワケがない。素晴らしい技術とデザインの結晶、もうベタ褒めだ。
そんなマカナレイのオフィシャルサイトは以下
MAKANALEI(マカナレイ)オフィシャルサイト
けっこうユニセックスなアイテムだと思うんだけど男のシャツという印象が強いですね。なのでたまに涼しげな女子が颯爽と着こなしてるのを見るとそのカッコ良さにドキっとします。
ちょっと奮発してお気に入りの「夏の一着」を決めてみてはいかがでしょうか。