Leatherman(レザーマン)とは?
どこかで見たことがあるという人も多いのではないだろうか?
コンパクトなボディに栓抜きやドライバーがついた、いわゆる「マルチツール」というヤツです。
そんなマルチツール界でもあの「ビクトリノックス」と人気を二分してるのがこの「レザーマン」。
ちなみにビクトリノックスとはこんなの。
いずれ「激突!ビクトリノックスVSレザーマン」なんてビッグマッチなんかも記事にしてみたいと思ってます。
レザーマンの成り立ちとその特徴
創業者のティム・レザーマンが、旅行中での車の故障やホテルの設備修理などでマルチツールの必要性を感じたところが始まり(オフィシャルサイトに記載)とのこと。ちなみに創業は1975年。
レザーマンといえば、この折り畳み式プライヤーをベースとしたステンレスボディが特徴だと思うけど、他にもプライヤー以外にハサミやタッチバイス(クランプ)をベースにしたタイプもリリースされてます。さらに価格帯も1,000円代のポケットツールから30,000円越えといったもし海などに落としたら半年は立ち直ることが出来無さそうな高価なタイプまでと幅広い。
今回はそのレザーマンプロダクトの中でも、僕が工具として必要にして充分な機能を備えなおかつ比較的に安価でお手ごろなおすすめモデル「SideKick(サイドキック)」をご紹介。
Leatherman Side Kick(レザーマンサイドキック) の機能
サイズは、オフィシャルサイトによると
プライヤー収納時で全長9.7cm、重さは198.4gとのこと。
手のひらに納まるくらい非常にコンパクトだけど、ほぼステンレスのかたまりなのでズッシリとした印象はある。
機能は全部で14とオフィシャルサイトには以下のように表記されている。
・スプリングアクション・ニードルノーズプライヤー
・スプリングアクション・レギュラープライヤー
・スプリングアクション・ワイヤーカッター
・420HC直刃ナイフ
・420HC小型波刃ナイフ
・ノコギリ
・木工/金属用ヤスリ
・マイナスドライバー (S)
・マイナスドライバー (M)
・プラスドライバー
・定規 (3.8cm/1.5インチ)
・栓抜き/缶切り
・ワイヤーストリッパー
こうやって見ると多い。
というか「420HC直刃」とか「スプリングアクション」とか一般的には何が特徴的なのか良く分からないので調べてみました。
420HC – 耐食性と靱性の高い(硬くて錆びにくいってことかな?)安価なステンレスで、HCはさらに炭素の量が多く硬度は高いが耐摩耗性は低い。
スプリングアクション – プライヤーの開閉部にバネが入ることで手を離すと開く仕組み
とのこと。
あと、これはマルチツールあるあるだけど「それを機能の1つにカウントするかね?」なんてのもあるけど、それは言いっこなしなところもまたマルチツールの世界。
ということで、今回はとりあえず僕が使いそうな部分のみだけどパーツごとにおすすめポイントを紹介していきます。
スプリングアクション・ニードルノーズプライヤー
レザーマンのメインツールと言っても過言ではないプライヤー。
ここまで精度が高く「使えるプライヤー」を備えたマルチツールもまずないでしょう…ていうか、レザーマンはプライヤーです、いろんな機能付きのプライヤー。
女性でも使えそうな少し大きめのミドルサイズで、握ってない状態でも開く「スプリング・アクション」構造により使用感もいい。そのくらいレザーマンのプライヤーはメインツールというだけあってよくできている。
ロック機能付きノコギリ
鉛筆サイズの小枝くらいなら簡単に切れそうな切れ味の良い小さなのこぎり。
片手でパッと刃を繰り出せて「パチッ」と自動的にロックされる構造は、とても使いやすくて安全。これは高く評価すべきだと思います。
ロック機能付き420HC直刃ナイフ
こちらものこぎり同様、片手でパチっと繰り出せるロック機能付きのナイフ、切れ味も良くフルーツのカットや小さな魚くらいなら余裕で捌けます。
ドライバー各種
プラスドライバーが平べったい形状をしており、径の小さいネジで穴の中に入り込んだタイプだとドライバー自体が穴に入らず回せないのが少しネックだなと感じました。
ただそこを除けば、頑丈で使い易いドライバーですね。
こちらはマイナスドライバー。
このブログでもちょくちょく書いてますが「クイッ」とできる便利なツールです。
使用頻度の高い波型ナイフ
ナイフとのこぎりの中間みたいな役割かな。
以前の「家にあると便利な工具を7つ厳選」という記事でも書きましたが、波刃は割と重宝(ボクは普通のブレードより重宝してます)すると思うのですが、それにしては刃渡りが4.8cmというのはちょっと短いかな?という印象。
それでも硬いPPバンドで縛られた段ボールの荷物を開けるときはコレが大活躍だし、日常や事務的にはこの波刃が一番使われてるように思います。
このツールこそプライヤーを開かないで、片手でスパッと繰り出せるようにして欲しかったくらい。
缶切り&栓抜き
引き切りタイプの缶切りを兼ねた栓抜き。
実際に何度か使ってみたけど、ボクは欧米でよく見る押し切りタイプの缶切りよりはやはりこっちが使い易いですね。
あと、ヤスリと小さいマイナスドライバーというのがありますが、ボクがおすすめしたいパーツは以上となります。
まとめ:コスパは高いと思っていい
今回ご紹介したこのSide Kick(サイドキック)、高価なレザーマン製品の中でも実売で1万円切っているという比較的安価なところが強くおすすめしたいポイント。
以前の記事(「家にあると便利な工具を7つ厳選」)で、その時にオススメした中の5つの基本的な工具をまともに買い揃え(100均やセール品を除く)ることをコストで考えたら、やはり5,000円~くらにはなるんじゃないでしょうか。
そこを考えるとこのサイドキック、ドライバーなどはそれぞれ特別に高性能なツールではないが必要にして充分以上だし、プライヤーとナイフ系に至っては高性能と言えます、それがペン立てやペントレーに納まるほどコンパクトにまとまっているかと思うともはや画期的と言ってもいいでしょう。
というか、敢えて避けてきた表現だけど、この無骨なステンレスボディが「何よりカッコいい」じゃないか!
いかがでしょうか?
男心をくすぐるマルチツール界の雄レザーマンから販売されている、お手ごろで多機能なおすすめモデル「サイドキック」のご紹介でした。
※注意 このアイテムは持ち歩きは禁止!
以前のビクトリノックスの記事にも書きましたが、こちらは基本的に正当な理由がないと屋外で持ち歩けないアイテムです。くれぐれもご注意ください。
以下の記事の文末に詳しい注意事項を記載しておりますので、持ち歩く可能性がある方は必ずご参照ください。