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2018
08
December.
ビクトリノックスナイフおすすめの選び方で納得のモデルに出遭おう
今日のアイテム

ビクトリノックスマルチツールナイフ

    アウトドアツールビクトリノックス

「ビクトリノックスに興味はあるけど、それほど明確な用途が決まってなくてどれを選んでいいのか分からない」という方に、同じようなライトユーザーのボクが実際に何年か使い、そして少ないですけど色んなマルチツール買ってきた経験を元に「初めて買う(かもしれない)ビクトリノックスの選び方」をご提案してみたいと思います。

種類が多すぎて迷うビクトリノックスのラインナップ

マルチツールの世界では、ワシル・ロマチェンコのごとく圧倒的なトップに君臨している「ビクトリノックス」

定番のマルチツールとして、その用途はレジャーやアウトドアに留まらず人命救助や災害時といったイザという時の非常用ツールとしても重用されています。

そんなマルチツールの王者ビクトリノックス、イザという時が来なくても男子なら1つくらい持っておきたくなる「男のツール」なのではないでしょうか。

しかし今も変わらずニューモデルのリリースを続けており、増え続けるその種類の豊富さはマルチツールブランドでも群を抜いてる状態です。

なのでいざ買おうとしても選択肢が多いうえに、そのクオリティからお値段も決して安いものではないので、選ぶ時にはマウスを握る手にも力が入ります。

山登りをされる方や本格的なキャンパーの方であれば、もうすでに自分にピッタリのアイテムを持っていたり、選ぶべきマルチツールは決まってるかと思うのですが…。

ライトユーザーを悩ませるあまりにも豊富なバリエーション

では、プロの登山家でもなけりゃアウトドアの達人でもない、そんなボクのような「たまにBBQや釣りをしたり…あるいは職場や家でちょっとビクトリノックスを使う程度のライトユーザー」の場合はどうでしょう?

おそらく「コレも良いけどコッチも捨てがたい…いったいどのモデルがベストバイなの?」と悩むはずです。

そこで今回は、ビクトリノックスの豊富なモデルの中から自分に合ったモデルをチョイスできるおすすめの選び方をご提案したいと思います。

コンセプトは「迷いに迷って無駄に高額なモデルを買って後悔しない」です。

Victorinox全モデルを一覧することが出来るのは何といっても「見やすく」「わかりやすい」オフィシャルページ

ビクトリノックスのオフィシャルサイトでは、全てのラインナップが閲覧可能。

まずはココでどんなモデルがあるのかザッと目を通してみるのが良いかもしれません。

Victorinox オフィシャルページ

オフィシャルサイトでは、サイドバーでツールのチェックボックスにチェックを入れると、そのツールのみが含まれたアイテムがソートされるのですごく選びやすいです。もちろん複数選択可能、めっちゃ親切。

それでも圧倒的に多いよ!ビクトリノックス

しかし闇雲に一覧ページを眺めてもあまりのアイテム数に、欲しいモデルが増えるばかりでなかなか決まりません

そこで、ある程度「自分が買うべきモデルの方向性」が決まっていれば、オフィシャルサイトを閲覧しながら納得のいくモデル選びができるんじゃないかな?と思って今回の記事作成に至りました。

もちろん、後半では実際に使ってみて感じた「ブレード(ナイフ)の大きさによる用途別おすすめビクトリノックス」もご紹介しますので、ぜひそちらも参考にしてみてください。

陥りやすい!結果的に多機能モデルに着地してしまう症候群

まずはビクトリノックスを選ぶときに陥りがちな問題点から。

みなさんはビクトリノックスに対し「マルチツール」という言葉から、色んなシーンで使える多機能なツールというイメージを抱いてるんじゃないかな、と思います。

何を隠そうボクがそうでした。

もちろんその通りなのですが、実はそこが最大の問題点じゃないかと思います。

なぜなら、
その「マルチなツール」という言葉通りに「ノコギリを使うかもしれない」「ペンチなんかもあれば便利だよな」と、使うかどうかも分からないツールをアレもコレもと詰め込み過ぎ、気づけば鉄の塊みたいなゴツくて高価なハイエンドモデルを選んでしまうことがよくあるからです。

本日2度目の「何を隠そうボクがそうでした」。

すると、以下のようなことに。

  • 高価なので持ち出せなかったりつい大事にしてしまう
  • そもそもゴツくて使いづらい
  • その結果どんどん使うシーンが減る
  • 使わないからイマイチ便利さが分からない
  • ビクトリノックスの良さが分からないままホコリをかぶっていく

こうなってしまうと、せっかくのマルチツールも台無しです。

ということで、ローコストで使い易いあなたにピッタリの「スマートなビクトリノックス」を選ぶため、まずはコチラから。

ナイフかそれともナイフ以外か?まず趣味や用途に合わせた「メインツール」を選ぼう

ビクトリノックスといえばナイフ。
そんなビクトリノックスナイフの完成度の高さはご存知の方も多いかと思います。

いちおう解説。

歴史を辿れば1891年、切れ味とクオリティにおいて永年に渡り圧倒的な評価を得てきたドイツのあの「ゾーリンゲン」をずっと使用してきたスイス軍が正規装備品としてこのビクトリノックスの原型となるアーミーナイフを正式採用しました。

以来、ビクトリノックスは今日までアウトドア、トラベル、ビジネス、キッチン…と幅広い分野で使われる多機能なマルチツールナイフを提供し続けています。

ビクトリノックスの歴史はナイフにあり。ですね。

なので特にナイフに固執する必要はないのですが、もし今のところメインツールが決まってない方がビクトリノックスの中から選ぶのなら、ナイフを主軸に考えるのが妥当なのかな?って思います。

もちろんナイフ以外の選択肢も全然「アリ」

もし「別にナイフは本当に必要ないしなぁ…」という方は、潔くナイフのことは忘れて良いと思います。

ナイフはオマケていどのツールだと決めて、自分の趣味や生活圏内で必要なツールを考えてみるのもおすすめです。
ちなみにボクがお気に入りのPLIトラベラーPD(現デラックスティンカー)を選んだときは、PC作業に必要な「コンパクトなプライヤー」と「小さなドライバー」をメインに考えるところからスタートしました。

【※ここで注意※】ナイフはあくまで刃物なので持ち歩きは禁止、そして取り扱いには充分注意してください!

たとえ小指程度の小さなナイフでも所持して外出すると軽犯罪法違反や条例違反、ましてやラージサイズのナイフの場合は銃刀法違反になります。

「護身用」や「キャンプが趣味」などはまったく理由になりません。
もし、持って外出するならキャンプや釣りに行くまさに当日といった「本当に必要な時」だけにするのが何より安全です。

そして、持ち歩くのはモチロン車内に放置も違法です。
この「刃物の所持」についてはネット上に色んな事例あるので、もし所持して外出する必要がある場合は一度ネットで情報検索してからがいいと思います。

ちなみに海外ではイギリスなどを除き、たいていの国では携帯してても咎められることは無いようですが、いちおう海外に持って行く前は、現地の銃刀法に関する法律や条例を必ず調べておきましょう。

もちろん飛行機内は持ち込めないので、必要なときはトランクに入れて預けるのを忘れずに。

ナイフを選ぶなら大きさで選ぼう、それも出来れば「必要最小限」のサイズ

メインツールをナイフに決めたとします。

次は「サイズ」です。

例えば鉛筆を削るだけなら刃渡り2~3cmもあれば十分ですね。

ここがポイント!

ここで、「大きいナイフだったらもっとマルチに使えるんじゃね?」と大きめのブレード(ナイフ)を選ばないことが、ビクトリノックス選びにおいて非常に重要なんだと思います。

ビクトリノックスのナイフ大は小を兼ねない?

というのも、使うかどうかも分からないサイズの刃渡りのナイフを選んで、結果的にトータルサイズが必要以上の大きさになってしまったり、万が一の職務質問で返答に困るようなリスクを背負ったりするのは無駄としか言いようがありません。

むしろ、できるだけ必要最小限のサイズのナイフを選んで、その分コンパクトに使いやすくそして気軽に使えるまさにライトユースなアイテムへと辿り着けることが理想だと思います。

実際に使ってみた感想としては、硬いテープを切ったり家に届いたAmazonの箱を開梱するといった最も多用するケースならスモールポケットサイズで充分

そしてアウトドアでも大きいナイフ(ラージブレード)を使うことは、ほぼありません。

たしかに、魚を捌いたりスイカやメロンといった大き目の食材を切る場合はラージブレードが適していると感じましたが、メインの作業でもない「スイカを切る」ためだけでムダに大きなラージブレードのビクトリノックスを選ぶくらいなら、スイカを切る包丁を別に持って行きましょう。

むしろ、普通の食材をカットするくらいならミディアムサイズのブレードでも充分と考えて、なるべくコンパクトにすることを最優先にした方が携帯性がアップし、必然的に使用頻度も上がります。

結論としてナイフを選ぶ場合は

  • 糸を切ったり荷物を開ける程度ならポケットサイズのスモールブレード
  • 明らかに食材のカットをメインに使用するならラージブレード
  • ナイフの用途が決まってない方はひとまずスモールかミディアム

を検討する…という選択肢でどうでしょう。

サブツールもまたビクトリノックスの真骨頂!しかしあくまでサブということを忘れずに

次はマルチツールの真骨頂、サブツールの選び方について。

もしメインツールがナイフだとして、例えば釣りの場合そのナイフに仕掛けを切るハサミが付いてたらどうでしょう?缶切りや栓抜きがメインツールの場合、キャンプで使用後のガスボンベに穴を開けるリーマーが付いてたらどうでしょう?すごく便利ですよね?

考え方としては、趣味や生活を基準に選んだメインツールと組み合わせることで、さらにメインツールの便利さが倍増するようなサブツールを選ぶというのが理想的だと思います。
以下、「」の中がメインツールです。

  • 缶切りやコルク抜きが付いた「果物ナイフ」
  • 糸切りハサミと針を取るプライヤーが付いた「魚を〆るナイフ」
  • プラスドライバーとマイナスドライバーが付いた「ペンチ」

というような考え方で、出来るだけシンプルなタイプを最初に選ぶことをお奨めしたいです。

もちろん色々と詰め込みたい気持ちはよく分かりますが、そこはグッとガマンです。

まとめ:優先すべきはメインツールの「使いやすさ」とサブツールの「頻度」そして「ジャストサイズ」

肝心のナイフが握りにくかったり、どこにどのツールが格納されてるのか分からず(←コレかなりあるあるです)サッとメインツールが繰り出せないようでは元も子もありません。もはやマルチツールであっても使いやすいツールではありません

もちろんスケールがあれば助かる場面もあるだろうし、ルーペがあったらよかったと思う場面もいつか訪れるでしょう。

でも、そんなサブツールの出番が年に1回あるかないか…なのだとしたら、本来使用頻度の高いメインツールにくっ付ける必要はありません、むしろ邪魔。

なので、年に1~2度しか使う場面が訪れないツールは、必要なときにダイソーなどの100円ショップで買う方が断然ベター。

また逆に使ってみて初めて「…ヤスリが付いてればなぁ…」と必要だったサブツールに気づくこともきっとあると思いますが、その時はまた再検討してみるってことでいいんじゃないでしょうか。

それではこれまでの選び方を箇条書きにしてまとめます。

  • 目的に合わせたナイフのサイズを決める
  • 大は小を兼ねない、できるだけコンパクトさを優先
  • サブツールはあくまでメインツールの補助
  • 使用頻度が少ないと思われるツールは心を鬼にして省く
  • 足りないツールは使ってから初めて後から気づくこともある
  • まずは「安く」「シンプル」「コンパクト」な「使い易い」モデルを

あとはBBQ・釣り・キャンプ…など主に使いたいシーンを選ぶだけです、大事なのはここで「あらゆるシーンで…」と複数のシーンを想定するのは禁物
たとえシンプルなモデルでも実際に使いはじめると案外あらゆるシーンでそこそこ活躍します。

以上のようにとにかくリーズナブルなモデルのビクトリノックスを買ってジャンジャン使ってみる…というのが、ボクがおすすめしたい「一番最初に買うビクトリノックスの選び方」でした。

補足:マルチツールは2つ3つ買い足してもいいんじゃないかな?と思います

例えばコルク抜きが必要ないと思って、コルク抜きが付属していないモデルを買ったとしましょう。
でも、たまたま偶然年に4回ほど友だちが集まったときにワインが出てくるようなら、それを踏まえて今度はコルク抜きが付いてるモデルにフォーカスを当てて再購入を考えればいいのではないでしょうか。

そしてその時「このツールあんまり使わなかったなぁ…」というツールを省いたビクトリノックスをもう1個買えばいいと思うんです。

愛用されたビクトリノックスはいずれ思い出に

そうやって使わなくなった古いビクトリノックスも「ちゃんと使ってみて分かった」という歴史とともに思い出のアイテムとなり、キッチンやリビングのペン立てなどに立てておくだけで家族の誰かが意外と重宝する…なんてケースも充分考えられます。

そうやってベストアイテムに辿り着く過程もまたビクトリノックスの楽しみだと思います。

実際に使って感じた「ナイフの大きさ別」ビクトリノックスのおすすめモデル

それでは、いつものように熱くなって長い記事となってまいりましたが、ここで実際に数年間使ってみて感じた「やっぱり買ってよかったな」と思えたモデルを紹介したいと思います。

ナイフはもちろん、サブツールの「あって良かった」ところもご紹介しますので、ぜひ参考にしてもらって「分かるわソレ」なんて共感を得てもらえると、とても嬉しいです。

そして正直に「失敗したな(あくまで個人的にですからね)…」と思ったモデルもご紹介します。

ラージブレードならコレ!アウトドアにおすすめの万能果物ナイフ「ピクニッカー」

BBQにと「食材を切る」または「糸や袋を切る」ための果物ナイフとして購入

ナイフの切れ味はモチロン、ナイフを出したときのロック機能も安全性への配慮が効いてます。

画像は「アドベンチャーNL」

ボクはワインを嗜むことが無く、その代わり緩んだプラスネジを締める嗜みがあるので、コルク抜きがプラスドライバーになったこのモデルにしました。

ここが自分のライフスタイルに合ったツール選びで重要なポイントですね。

ピクニッカーNLのスペックはこちら(オフィシャルサイトより)

  • サイズ(高さ):16 mm
  • 正味重量:105 g
  • 税込価格:¥3410(2018.12.01時点Amazonにて)

ツールは以下(オフィシャルサイトより)

そしてなんと言ってもシンプルな構成ならではの「本体の薄さ」が「切りやすく」そして「軽い」という大きな特徴となってます。
そこは使って初めて分かるところ。
さらに最低限のシンプルな構成なのにドライバーやリーマーといった「多岐に渡って使えるサブツール」にもとても満足してます。

あと特筆しておきたいのは、この「滑らず傷付きにくいマットな表面仕上げ」「握りやすい形のフォルム」
これもラージブレードならではのおすすめポイントです。

別の記事でさらに詳しく解説してますので、興味をもたれた方はぜひ一度ご参照ください。

男が憧れるマルチツール!ビクトリノックス

スモールサイズではダントツのおすすめ!「ミッドナイトマネージャー(旧マネージャーライトWL)」

スモールサイズではやはりコチラ。
直訳すると「真夜中の支配人」こと「ミッドナイトマネージャー」がおすすめ。

コンパクトボディに詰め込まれた「日常的に役立つ機能」が満載なところは、ビクトリノックスの最高傑作だと思うくらいに素晴らしいモデルだと思います。

ミッドナイトマネージャー(旧マネージャーライトWL)のスペックはこちら(オフィシャルサイトより)

  • 高さ:14 mm
  • 長さ:58 mm
  • 正味重量:31 g
  • 設定価格:¥3,920(税抜)

ツールは以下(オフィシャルサイトより)

最初は大きさの割に高額な印象を受けたのですが、今ではビクトリノックスにおいて大きさと価格は比例しなくていいと思うようになりました。
むしろ、高い性能を小さくコンパクトにまとたその技術に大きな価値があると使うたびに痛感します。

おすすめ最強サブツールは「LEDライト」と「ボールペン」

スマホの通話中に電話番号や住所をメモしたいけど、肝心のスマホは通話中でメモできない…コレありますよね?そんな時こそレシートの裏にこのボールペンでメモりましょう。

さらに、
それが例えば夜間走行中の車内後部座席で周囲も真っ暗…スマホのライトも当然使えません…そんなときはLEDのスイッチを押し手元を照らしながらメモることすら可能

コレすごくないですか?

メモを残したい時や車の座席の下に何か落としたとき、あるいは家具と壁の隙間を照らしたい時など、「あっ…」と困ったときにサッと取り出せるのがこのミッドナイトマネージャー(旧マネージャーライトWL)の素晴らしいところです。

意外と活躍の場が多い「マイナスドライバー」と「ハサミ」

「今買ったスマートキーの電池を交換したいけど開口部に爪が入らない!」
「Tシャツのタグを留めてるコレ…手で切れないじゃん!」

こんな、よくある光景なのに出先などで意外と何も出来ない場面って、けっこう多いと思います。

そんな時こそミッドナイトマネージャーのお出まし。

これまでどれほどこの支配人(で合ってるのかな?)に助けられたことやら…。

スモールサイズ最大の利点!キーホルダーに付けることによって激増する利用頻度

「キーホルダーに付ける」「家やクルマの鍵が一緒」「玄関などいつも決まった取り出しやすい場所におく」「玄関に届いた荷物の到着など必要なときすぐそばにある」…というこの見事なルートでユーザビリティMAXの状態を保っています。

それについてはこちらもまた、別の記事にて詳細を記載してますので、興味をもたれた方はぜひ一度ご参照ください。
また、このような小さい刃物でも所持については注意が必要で、それについても記載してますのでご一読ください。

小さなおすすめビクトリノックス!マネージャーライト

スモールサイズならコチラも是非チェック!プレゼントにも最適な「クラシックSDリミテッドエディション」

こちらもまた便利さもさることながら、それ以上にアクセサリーとしておすすめしたい「クラシックSD」の「リミテッドエディション」版。

特徴は、
必要最小限のツールを厚さ9mmという超コンパクトなサイズにまとめた、ビクトリノックスのスモールサイズでもおそらく最も代表的なスタンダードモデル「クラシックSD」。
それを、見た目に楽しい色んなカラーバリエーション、そして年度ごとにユニークなグラフィックが施されたモデルでリリースされている…というところ。

クラシックSDのスペックはこちら(オフィシャルサイトより)

  • 高さ:9 mm(めっちゃ薄い!)
  • 長さ:58 mm
  • 正味重量:21 g
  • 設定価格:¥2,600(税抜)通常モデルは¥1,680(税抜)

ツールは以下(オフィシャルサイトより)

見た目もさることながら、必要最小限のブレードサイズとそれに先述のミッドナイトマネージャー(旧マネージャーライトWL)にも付いていたおすすめサブツール「マイナスドライバー」&「ハサミ」も含まれているので機能的にも十分満足できます。

販売終了したモデルは高騰することもあるのでチェックはお早めに

通常の販売では2,500円前後(だったと思います)のリミテッドエディションも、市場から消えた途端に1万円とか2万円を超えるケースもあるようです。なんじゃそりゃです。

ボクのお気に入りも、時々「えっ!」と驚くような値段で売られてて、正直こういうのはどうかな?と思いますが、それだけビクトリノックスがファンの気持ちを掴んだアイテムをリリースしてるということなのかな…と思うようにしてます。

ちなみに画像の黄色いモデルは蓄光するので、暗闇になるとしばらくボンヤリ本体が光ります、このあたりもすごく便利だし面白いですよね。

2018年度モデルは現在(2018年12月)のところ、まだ2000円台で販売されているので、興味のある方は今のうちに要チェックです。お値段もお手ごろでデザインも可愛いのでプレゼントにも充分喜ばれると思います。コレはご検討の価値アリなんじゃないでしょうか。

ただ、こちらも小さいけど、紛れもない刃物なので所持等については充分注意と検討をお願い致します。

そしてモチロン、こちらもまた別の記事にて詳細を記載してますので、興味をもたれた方はぜひ一度ご参照ください。

自転車のイラストがイイね!クラシックSD

人気と機能バツグン!ミディアムブレードの決定版「デラックスティンカーPD(旧PLIトラベラーPD)」

今もなおビクトリノックスでは1、2を争う人気モデル「トラベラー」が、何故か「スーパーティンカー」という名前に代わり、そのスーパーティンカーにプライヤー(ペンチのようなモノ)が付いて「デラックスティンカー」という名前になったようです…や、ややこしい。

特徴はなんといっても、ハサミやペンチそしてドライバーといった「シーンに特化しない汎用性の高いツール」で構成されたところではないでしょうか?

なので、ちょっと分厚くなっているため、先述のピクニッカーなどに比べるとやはりブレードは少し使いづらいです。

そんなデラックスティンカーPD(旧PLIトラベラーPD)のスペックはこちら(オフィシャルサイトより)

  • 高さ:22 mm
  • 長さ:91 mm
  • 正味重量:123 g
  • 設定価格:¥5,760(税抜)

ツールは以下(オフィシャルサイトより)

ツールの数がやはり圧倒的に多いですよね。
初めて買うにはちょっとゴツい印象があり、ボク的には「使うシーンはぜんぜん決まっていなけど工具箱の代わりに買うビクトリノックス」だと思ってます。

おすすめポイントは「プライヤーとドライバー」という「工具寄り」の構成

車に乗ってても職場でも、とにかく何かが外れたり調子が悪くなるとすぐ自分の手で直したくなる性分なので、このポケット工具みたいな組み合わせはまさにボクにうってつけの構成でした。

  • 固くて手では切れないモノを切る
  • 熱かったり危険だったり「手でつまめない」モノを掴む
  • 手で開けたりできないモノを開ける

以前の記事にも書いたのですが、日常生活で「切る」「つまむ」「細い隙間に差し込んでクイッ」が立ちはだかることは本当に多いので、このデラックスティンカーは日常的に大活躍してます。

さらに意外な便利さに驚くことも!?

購入時は全然想定していなかった活躍シーンが「釣り」です。

「釣った魚をナイフで捌いたり〆る」「糸をハサミで切る」「プライヤーで針を外す」と、釣りでの活躍がハンパない。
子供も「赤いの貸してー」と言うくらい、今や釣りの必需品になってます。

意外な伏兵「スモールブレード」がメインツールとして大活躍

アウトドアやBBQではもちろんミディアムブレード無双なのですが、実際アウトドアやBBQは年間を通してそんなに機会はありません、せいぜい10回も行けば「今年はいっぱい遊んだね」と言えるくらいだと思います。

その点、届いた荷物を開けたりちょっと切り目を入れたりコードを切ったり…というような作業を数えたら年に何十…いや百を超える機会があり、そういった日常業務においてはこのスモールブレードが常時活躍しています。

ブレードが小さいので中身を傷つける心配もなく、作業中に落としたり万が一の事があってもミディアムブレードやラージブレードに比べると被害の度合いも低いと思われるあたりが非常に大きなポイントです。

まさに必要にして充分なナイフのサイズ

なので、デラックスティンカーは、このスモールブレード&ミディアムブレードで「事務作業」or「調理」として使い分けが出来て、さらに「工具」「アウトドア」としても充実してるところは結果的にボクの「あらゆるシーン」に対応することとなり、まさにベストバイという他ありませんでした。

こちらもまた別の記事にて詳細を記載してますので、興味をもたれた方はぜひ一度ご参照ください。

オールマイティなビクトリノックス「PLIトラベラーPD」

便利なピクニッカーとデラックスティンカーPD(旧PLIトラベラーPD)を使い分け、さらにキーホルダーにマネージャーライトを装着してビクトリノックスの便利さを噛み締めてますが…

ボクも昔は若かった。甘かった。ぬるかった。

先述した誰もがハマる「ビクトリノックス多機能症候群」を患ったことがあったんです

そう…当時は思いました…

「便利なピクニッカーの良いところとPLIトラベラーPD(現デラックスティンカー)の機能を足したら最高じゃないか???」

…と。

結局使うタイミングを失い続け大切に保管されている最強(だと思った)モデル「ワークチャンプ」

コレです。

「ワークチャンプ」の名に相応しい、まさに心強いツールがすべて詰め込まれた男心を満たす(?)頼もしい逸品。

どうですかこの堂々たる風格。
論より証拠、何よりまずスペックをご覧いただきましょう。

ワークチャンプのスペック(オフィシャルサイトより)

  • 高さ:29 mm
  • 長さ:111  mm
  • 正味重量:228 g
  • 価格:¥10,368(税抜/2018.12.01時点Amazonにて)

ツールは以下(オフィシャルサイトより)

堂々の21ツール。

もちろん「それをツールに数えるんですか?」と問いたくなるような部分もありますが、それを口に出すのはマルチツール界の野暮ってもんです。

それにしても多い。

一番左がワークチャンプで厚みが29mm、ほぼ3cmです。

先ほどご紹介したデラックスティンカーPD(旧PLIトラベラーPD)の厚み22mmがすでに「ちょっとゴツい気もするけど、機能を考えるとこんなもんかな?」という微妙な使用感なうえ、「ジャストサイズの魅力」に心を奪われている今となると、このワークチャンプの分厚さは、やはり気軽に使えるライトユースと呼ぶには程遠く感じます。

重さもハンバーグならほぼ1人前の200gオーバー。

工具からアウトドアまでしっかりと詰まった「万能モデル」には違いありません

でもコレだけは言わせてください。

もし「無人島にどれか『1本だけ』持って行くとしたら?」と問われたらモチロンこのワークチャンプを0.2秒で迷わず選びますよ。

だって間違いなく「万能の1本」ですもん。

ブ厚くて使いにくい?上等じゃないですか、使いにくくてもいいですよ全然…いや、むしろポケットに納まる最強の工具箱だと考えたらめちゃめちゃコンパクトで使い易いくらいですよ。

ただやはり無人島でもない今の状況では、
「これ一本をどこにでも持って行く」というよりも「必要なシーンで必要なモデルを持って行く」方が圧倒的に荷物にならずさらにとても使いやすかった…ということです。

あらゆるシーンに合わせて何本もビクトリノックスを持つ必要は無いとは思いますが、ある程度のシーンに絞り、さらにツールもできるだけ絞り込むのはマルチツール選びの重要なコツだなとここで勉強しました。

番外:旅行に持って行くならコレが一番かも?「スイスカードネイルケア」

最近ボクがビクトリノックスで注目してるのがコレ。

カード状のマルチツール。

これならペンケースやカバンの小さなポケットにも収まりが良さそうだし、見た目もクールな印象でアウトドアグッズから完全に脱却してステーショナリー(事務用品)や身だしなみのツールとして認識されそうなところが良いと思います。

スイスカードネイルケアのスペック(オフィシャルサイトより)

  • 高さ:4.5 mm
  • 長さ:82  mm
  • 正味重量:26 g
  • 価格:¥4,160(税抜)

ツールは以下(オフィシャルサイトより)

おすすめサブツールは「ピン」と「トゥースピック」

取り出せなくなったディスクドライブや、旅先で出来た水ぶくれや靴擦れなど、けっこうピンがあれば…と思った記憶があるんですが、ちょっとパーソナル過ぎるでしょうか。
また「トゥースピック」も爪楊枝のないお店や文化圏への旅行に行った際、非常に助かると思います。

意外な便利サブツール「スケール」

免許の申請などで急遽「写真は◯センチに切ってください」とか言われ自動写真ボックスで撮影した写真も、コレがあればサクっと測ってサクっと切れます。

また

「ココから切り離してお使いください」といったクーポンなんかは、ハサミよりもこのスケールで紙を押さえて「ピッ」と切るのが断然早い。

そして、なによりブレードが含まれてないところ。
刃物と呼べるのは小さなハサミだけなので所持について問われるようなことがあったとしても、いくらなんでもコレなら事務用品かグルーミングセットとして理解してもらえるんじゃないかな?というところも非常に大きなポイントです。

カラーバリエーションもあり、とくにブラックなんかは年輩の男性でも日常や旅先に持って行きやすい見た目で、さらに用途も広い仕様なんじゃないかな?と思います。

ほかにも「爪ヤスリとトゥースピック」の代わりに「ペーパーナイフとLEDライト」が付いたタイプもあります。

個人的にはトゥースピックは外せないところですが、シーンによってはLEDライトなんてあるとかなり良いかもしれませんね。

ここもまたスタイルに合わせて…ってところですね。

さて、すごく長くなってしまいましたがいかがだったでしょうか?

今回は、ビクトリノックスの選び方。それもナイフの用途に合わせたサイズとサブツールの組み合わせという、実用的な選び方を提案してみたつもりです。

もし、コレを機会に初めてのビクトリノックスを選んでみようかな?なんて思ってもらえる方がいればとても幸いです。ではでは。

///// マーカーが引かれる