ダーマトグラフとは
芯の太い紙巻きの色鉛筆。
芯にワックスの成分が含まれてるので、紙だけでなくツルツルしたガラスやビニールにも書くことができる…というのをずっと知らずにただの赤鉛筆として使っていた。別にそれでも全然いいんだろうけど。
ちなみにお値段は100円/1本くらい。
もともとは医療用?
もともとはこの「どこにでも書ける」という特性を医療で活用されていたらしく、メーカーの三菱鉛筆のサイトに名前の由来とともに詳しく解説されてました。
「DERMATOGRAPH」の語源はギリシャ語です。「dermato」は「皮膚」、「graph」は「書く、記録する」ということ意味を表しています。
つまり「皮膚に書けるもの」という意味で、もともとは、皮膚に書く目的で開発され、医者が手術で切開する場所にマークするなどに使用されていたと思われます。現在発売している商品は、皮膚への筆記用ではありません。
三菱鉛筆では、昭和30年から製造しています。最初は木軸で、色は赤・青・黒・黄の4色でした。
昭和33年頃には、軸を削らなくても済むように紙巻になり、現在は12色発売しています。
紙はもちろんのこと、ガラスや金属、フィルムにも書くことができます。
※「DERMATOGRAPH/ダーマトグラフ」は、三菱鉛筆の登録商標です。
引用元:三菱ペンシルuni「えんぴつの豆知識」のページより
紙巻きが便利
何が便利って「鉛筆削りが要らない」。
ピッ…クルクルっと芯が出せる素晴らしい仕組み。
使ってみる
普段は書かない場所に書いてみよう
今まで書いたこともないような場所にも書いてみる、例えばベランダのツルツルのアルミ
余裕で書ける、むしろ書き心地よく。そして色ノリもいい感じ。
そして書いたあとも指でグイっと擦ればすぐ消せる、このあと塩ビパイプなどにも書いてみたが、すごく色ノリがいい。
建築現場の人に教えてあげたい。
子どもにも使わせてみよう
こんなのはそりゃ大好きだろう。
でも注意すべきは、あまりにも楽しそうにお絵かきしてるので思わず
「ガラスにも書けるんだぜ~ほれほれ♪」なんてガラスにサラサラっと書いたりしてはいけない
アンビリカルケーブルが外れ制御不能に。
あとハレー彗星の影響も心配です。
ダーマトグラフの消し方
ちなみにこの量の落書きは指でごしごしっと消すには指が疲れるので、Zippoライターなどに使うオイルを使用しました。
サラっと落ちたので消すならライターオイルがおすすめ。100均なんかでも売ってますよ。
まとめ
鉛筆削りが要らない赤鉛筆としてずっと使ってたけど、芯の素材にこんな工夫があったとは知りませんでした。
僕の仕事でいきなり窓ガラスとかに絵を書き始めたら大騒ぎになると思うので、車関係や建築系の仕事とかしてる友人に教えたいと思います。
- ツルツルした箇所にも書ける
- 鉛筆削りが不要
- 書き味と発色ともに良し
- 色も豊富
- 子どもはすぐ暴走する
いろんな場面で充分使えそうなダーマト。いいですねえ。